お菓子のルーツ「豊岡」の菓子祭へ行こう!今年は4/15、16開催
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日本のお菓子はどこから始まったのか、ご存じでしょうか?それは、兵庫県豊岡市の三宅にある「中嶋神社」といわれています。今回はお菓子の歴史を紐解いてみましょう。
日本にはお菓子の神様がいる?お菓子の神社が豊岡にある!
豊岡市にある中嶋神社は、お菓子の神様「田道間守命(たじまもりのみこと)」を祀る神社として知られています。
そこでは毎年春に2日間にわたって前日祭、菓子祭例大祭が盛大に行われています。
「田道間守命」と「非時香菓」
「お菓子の神様」とは、誰なのでしょうか。「古事記」「日本書紀」によると、お菓子の神様とは田道間守命(たじまもりのみこと)という方だそうです。
彼は、第11代重仁天皇より、食べると歳をとらずに長生きできるといわれていた、「非時香菓(ときじくのかぐのこのみ)」を取ってくるよう命されました。
そして田道間守命は10年という時を経て、ついに非時香菓を見つけ、天皇に持ち帰りました。しかしその時には天皇はすでに亡くなっており、その悲しみのあまり、田道間守命は亡くなったそうです。
昔は「果物」ことを「お菓子」と言われていた
昔、果物は「果子・かし」と呼ばれており、「非時香菓」は現在の橘であるといわれています。「橘」とはミカンの原種。橘は果子の最上級品とされていたことから、田道間守命はお菓子の神様として崇敬されているというわけです。
毎年春に開催される豊岡の「菓子祭」
「菓子祭」では、全国のお菓子の菓子製造業者や地元の方々が多く参列し、田道間守に感謝し、菓子業界の繁栄を祈願するならわしとなっています。当日はお菓子の福引や餅まきなどが行われ、屋台や多くの人で盛り上がります。また、当日に負けずと盛り上がるのが、その前日の菓子祭前日祭。約60店の菓子店による和・洋菓子の販売や、他にも盛りだくさんのイベントが実施されます。前日祭だけでも例年2~3万人訪れるそうですよ。
■第7回 菓子祭前日祭■
実施内容:菓祖神祭
和洋菓子の販売、菓子コンテスト、スタンプラリー
お茶席、キッズコーナー ほかイベント盛りだくさん!
日時:2017年4月15日(土)10:00~15:30
場所:豊岡市 大開通り(豊岡市中央町・千代田町)
※雨天決行。車両交通規制有
問合せ:0796-22-4456 菓子祭前日祭事務局
■第7回 菓子祭例大祭■
日時:2017年4月16日(日)9:00~14:30
場所:菓祖総本社 中嶋神社(豊岡市三宅1)
JR豊岡駅から全但バス奥野行き中嶋神社前下車
問合せ:0796-27-0013
第20回 ふるさとイベント大賞「優秀賞」受賞
ふるさとイベント大賞とは、日本各地で行われている地域の魅力を高め、活力を生み出すイベントのうち、特に優れたものが表彰されるイベントです。
全国で応募のあった130イベントのうちの7イベントの1つに、2016年、豊岡市の「菓子祭前日祭」が選ばれました。
オーベルジュが提供するパティシエ特製絶品スイーツ
大開通りの豊岡市役所前にある「オーベルジュ豊岡1925」。国登録有形文化財に指定されているこの建物は、有名な建築家の渡辺節が設計され1934年に建てられた「兵庫縣農工銀行豊岡支店」で、のちに豊岡市役所の南庁舎別館として利用され、現在ホテルレストランになっています。
こちらでも菓子祭当日限定の「パティシエ特製デザート」をドリンク付1000円が販売。ホテル1階の「お菓子のショーケース」では国産但馬地域のこだわり素材を使用した焼き菓子や売り切れ必至、豊岡のお菓子店のスイーツなども販売しています。ご休憩にお土産やカフェのご利用にお気軽にお立ち寄りいただけます。
桜満開、春の豊岡「菓子祭」ぜひ、訪れてみてはいかがでしょうか?